アンチ・ドーピングケーススタディー

ケース・スタディー1

サプリメントのコンタミネーション（汚染・混入）

シーン1競技者への通知：「えっ、アンチドーピング規則違反？トリメタジジンって、そんなの身に覚えないよ・・」
シーン2ITIAによる競技者へのヒアリング：「わたしは医師に勧められたサプリメントをつかっていただけで、実際にサプリメントを分析してもらってトリメタジジンが含まれていると分かるまで知りませんでしたドーピング検査のときも、摂取したサプリメントとしてフォームにも記録していました。」
シーン3ITIAでのサプリメントの再分析をおこなったラボ：「たしかにサプリメントの中からトリメタジジンが検出されたな。サプリメントの摂取からドーピング検査で検出されるまでのタイミングも、この結果から説明可能か」
シーン4最終的な決定内容の通知：「今回のケースはサプリメントに禁止物質が含まれており、あなた（競技者）が意図的にドーピングした物ではないと判断しました。しかしながら、サプリメントのリスクを事前に確認し、使用しないという選択も可能性としてあったことを踏まえ、6ヶ月間の資格停止と決定します。」
裁定文による決定の要旨資料の表紙
裁定文による決定の要旨資料1ページ目、このケースの特徴
裁定文による決定の要旨資料2ページ目、このケースの概要
裁定文による決定の要旨資料3ページ目、競技者側の主張
裁定文による決定の要旨資料4ページ目、検体採取時のドーピングコントロールフォームへの記載内容
裁定文による決定の要旨資料5ページ目、競技者側の主張を受けたITIAの対応
裁定文による決定の要旨資料6ページ目、資格停止期間が短縮された理由
裁定文による決定の要旨資料7ページ目、競技結果の失格とおよび費用